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Letter to My Son
¥5,500
【2024/1/21 入荷】 写真家 森栄喜による2020年発売のフォトエッセイ。 書評専門誌「週刊読書人」で、2018年7月~2019年1月にかけて連載された同タイトルのエッセイは、9.11前のニューヨークと現代の東京を舞台に、ある詩人とアーティストが登場する、半自伝的な出会いや別れを描写した物語。 短編全25回の日英テキスト、同タイトルの映像作品からのスチール写真、また未発表の詩作品1篇、紙吹雪をイメージした栞などを収録。 KEN NAKAHASHI 2020 95 pages 210×150 mm ソフトカバー
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未来の男性へ IWAKAN書簡集
¥990
【2023/11/18 入荷】 雑誌「IWAKAN」 vol 6と同時刊行された、37名による書簡集。 boundary booksでもzineを取り扱っている写真家 菅野恒平さんをはじめ、映画「老ナルキソス」で知られる映画監督 東海林毅さん、ジェンダー・クィアにまつわる本、zineを取り扱う「lonliness books」のオーナー潟見陽さんなど、豪華37名による書簡集。 「未来の男性へ」というテーマをもとに、寄稿者それぞれのバックグラウンドや未来への祈りが詰まった一冊。 --- 世の中の当たり前に「違和感」を問いかけるマガジン ■IWAKAN Magazine 2020年10月創刊。世の中の当たり前に「違和感」を問いかけることをコンセプトに、「違和感」を抱く人たちに寄り添うインディペンデントマガジンです。違和感には答えがない。でも、私が感じている違和感を誰かと話したい。そんな世の中の当たり前に「違和感」を感じるすべての人たちと共に考え、新たな当たり前を共に創造し提案するためにアートエディトリアルからアカデミックな対話まで網羅し、紙媒体を介して地方でもポップアップを行うなど、ジェンダー、セクシュアリティ、男女二元論への違和感など、広いテーマでユーモラスかつ真剣に向き合っています。 ■未来の男性へーIWAKAN書簡集 編集部に寄せられた読者アンケートから見えてきた「男性性」のイメージは、ネガティブで絶望的なものが多く見受けられました。そこで、IWAKANにゆかりの深いアクティビスト、ジャーナリスト、クリエイター、学者らに呼びかけ、男性がもう少し自由になれるような、より健全な未来を一緒に考えるための37通の手紙を寄稿いただいた。2023年5月10日発売、私たちが直面している闇に光を照らす書簡集をお届けします。 アキラ・ザ・ハスラー Ana M. アンドロメダ イシヅカユウ 磯村暖 壱タカシ エリン・マクレディ 隠岐さや香 小野りりあん 蔭山ラナ 潟見陽(loneliness books) カナイフユキ 菅野恒平 菊地徹(栞日代表) 金原毬子 合田文(パレットーク編集長) 古賀詩穂子(TOUTEN BOOKSTORE) Kotono in midnight 佐立武士 ジェレミー・ベンケムン 東海林毅 関根麻里恵 TAO 橘みつ ナガサワケンタ 中村香住 中村佳太 西井開 西村隆ノ介 びび&リエ(LIBER) 福岡南央子(woolen) 堀井ヒロツグ みっつん(ふたりぱぱ) もりたみどり 行武温 ユリ・アボ ラビアナ・ジョロー ---版元ページより 文庫 138ページ 2023
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ジェンダー写真論 増補版
¥3,080
【2023/10/17 入荷】 2017年に出版された笠原 美智子による「ジェンダー写真論 1991-2017」の増補版。 --- 女性やLGBTQの写真家、現代美術作家たちはどのように社会と対峙したか。学芸員として、日本の美術界におけるジェンダー表現を世に問い続けたパイオニアである著者のテキストをまとめ、大好評を得た『ジェンダー写真論 1991-2017』(2018年刊)が、新テキストを大幅に加えてリニューアル。アーティスト・長島有里枝と女性アーティストの状況について振り返る記念碑的な語り下ろし対談「なぜ、私たちは出会えなかったのか。」他、新たな論考や自らの身体の痛みと美術界への本音を綴るエッセイ他大充実の増補版。 目次 海外篇 民族とセクシュアリティ ■セルフ・ポートレイトで既存の女性イメージを解体する ■ダイアン・アーバス小論︱ふたつの眼差し 父なるものの影 ■病と老いを克服する写真︱視線のポリティクス ■ジョー・スペンス/ハンナ・ウィルケ ■〝ヌード写真〟から身体を回復せよ ■エイズをめぐる表象 ■人種、階級、セクシュアリティとジェンダー ■アナ・メンディエタが示した多文化アメリカの表現の可能性 ■インドの変化し続ける写真家、ダヤニータ・シン ■愛について アジアン・コンテンポラリー 国内篇 戦後と高度経済成長とジェンダー ■石内都作品に見る戦後日本の「記憶」 ■日本現代美術における女による女のセクシュアリティ再考 ■やなぎみわ作品に見る現代日本女性の意識 ■わたしたちの身体はまだ〝戦場〟のままか ■森栄喜の拡大家族 ■「失われた二〇年」と女性写真家の表現 ■囚われの荒木 ■岡田裕子の愛と孤独、そして笑い ■イケムラレイコの少女 ■映里扉を開く〝セルフ・ポートレイト〟 第一版あとがき ■対談 長島有里枝×笠原美智子「なぜ、わたしたちは出会えなかったのか。」 ■愛と痛みの日誌 2020.11-2022.6 著者プロフィール 笠原 美智子 (カサハラ ミチコ) (著/文) 1957 年長野県生まれ。83 年明治学院大学社会学部社会学科卒業。87 年シカゴ・コロンビア大学大学院修士課程修了(写真専攻)。東京都写真美術館、東京都現代美術館にて学芸員を務め、現職は公益財団法人アーティゾン美術館(旧・石橋財団ブリヂストン美術館)副館長。日本で初めてのフェミニズム・ジェンダーの視点からの企画展「私という未知へ向かって 現代女性セルフ・ポートレイト」展(91 年)を皮切りに、フェミニズム・ジェンダーの視点からの企画展示を多数企画。著書に『ヌードのポリティクス 女性写真家の仕事』(筑摩書房、98 年)、『写真、時代に抗するもの』(青弓社、02 年)他。
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浅草芸能とゲイの近代史
¥2,750
SOLD OUT
【2023/10/17 入荷】 近代芸能史研究を行う小針侑起による2022年の著作。 --- 大正時代から主に昭和30年代までのゲイと性別越境に関する芸能文化、とくに浅草に重点をおいた男子同性愛文化についての史実を探究。いままで表に出ることのなかった多くの逸話、史実、資料をふんだんに紹介しながら、深層に迫る、知られざるゲイ文化史。巻末に収録した伏見憲明との対談が、本書の文化研究としての希少性を際立たせる。 〈目次〉 1 1920~30年代の浅草芸能と同性愛文化 2 同性愛を公表した芸能人たち 3 なぜ〝ゲイ〟は浅草に集まったのか? 4 浅草の〝ゲイバー〟の歴史 5 秘めたる戦前の〝ゲイバー〟史 6 戦前の大阪における〝ゲイ〟の様子 7 戦前のメディアは男色をどう扱ったか 8 昭和を震撼させた〝ゲイ〟にまつわる事件 9 『男娼の森』と戦後のゲイ群像 10 三島由紀夫が通ったバー・ブランスウィック 11 芸能にあらわれた性別越境 12 日本初の会員制ゲイ雑誌『ADONIS』を読み解く 伏見憲明さんインタビュー 著者プロフィール 小針 侑起 (コバリ ユウキ) (著) 1987年栃木県宇都宮市出身。近代芸能史研究、浅草オペラ研究。TV、ラジオなどのメディア出演ほか、執筆、シンポジウム講師、時代考証などを中心に活動。 著書に『あゝ浅草オペラ 写真でたどる魅惑のインチキ歌劇』(えにし書房、2016年)、『浅草オペラ 舞台芸術と娯楽の近代』(森話社、 2017年)、『大正昭和美人図鑑』(河出書房新社、 2018年)など。